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書籍「村上海賊の娘」39

書籍「村上海賊の娘」39

書名
「村上海賊の娘」
著者名
和田竜
出版社
新潮社
わたしの一行
「俺は男親ぞ。娘を甘やかす意外に何ができる。」(村上武吉の一言)
〜内容&感想〜

以前紹介した「のぼうの城」の作者、和田竜の作品で2014年の本屋大賞受賞作です。
和田竜の作品はどれも面白くて全部読んでいますが、「小太郎の左腕」以来、作品をを見かけなくなったな〜と思ってたら、4年の歳月をかけてこの大作を執筆していたんですね。
本屋大賞にふさわしい、和田竜の最高傑作です!歴史小説好きな方には絶対にオススメです。

舞台は瀬戸内海と大阪。僕にとってはどちらも身近なエリアで地名も馴染み深いものばかり。
天下統一を目指す信長が、大坂で本願寺顕如率いる一向宗と交戦中。兵糧攻めにあった本願寺は、毛利家に兵糧の援助を依頼する。
主人公は村上海賊の当主、村上武吉の娘の景(きょう)。姫でありながら、手下の海賊衆とともに海賊家業に精を出す毎日で、ブサイクな外見もあって嫁のもらい手がなく、父武吉は婿探しに苦心する。そんな中、主家の毛利家より「大坂の本願寺に兵糧を届けよ」との命が下る・・・

「のぼうの城」の時は「忍城攻防戦」、和田竜が題材にするのはマイナーな戦です。今回は「第一次木津川口の戦」がテーマです。史上有名なのは、九鬼嘉隆率いる織田水軍が鉄甲船で毛利水軍を破る「第二次木津川口の戦」の方ですが、今回は第一次の方です。
マイナーな戦なので、登場人物もほぼ知らない人ばかりでした。主人公の景はもちろん、真鍋七五三兵衛(しめのひょうえ)、乃美宗勝、児玉就英、沼間義清・・etc、実在するようですが全く知りません。かろうじて村上家の武吉や吉充、原田(塙)直政、下間頼竜らは「信長の野望」で見かけた事がある程度。有名どころは本願寺顕如と雑賀孫一くらいでしょうか。
真鍋七五三兵衛は、大坂堺を根城とする真鍋海賊の当主ですが、真鍋海賊のルーツは笠岡諸島の真鍋島だそうです。近所なので親近感もわきます。

前半は陸戦、天王寺砦の攻防が中心です。圧倒的不利な本願寺側でひときわ活躍するのは雑賀孫一、戦国最強の鉄砲傭兵集団「雑賀衆」の頭領です。織田軍総大将の原田直政を討ち取る時のセリフ「我が雑賀衆に向けて種子島を使うた愚を思い知れ」しびれます。

後半は海戦、村上水軍VS真鍋水軍です。あまり内容にふれるのもアレなのですが、凄く面白いです。和田竜の描く合戦は、みな生き生きとして楽しそうです。そして敵味方関係なく「天晴れ!」と言いたくなるような清々しささえ感じさせてくれます。


実写化されないかな〜、景役はイメージではローラかな(役者じゃないから無理だろうけど)。村上武吉は寺島進、乃美宗勝は西田敏行、児玉就英は及川光博というイメージです。真鍋七五三兵衛は・・・該当者なし、あんなバケモノ演じれる人が思い浮かばない。「のぼうの城」の成田長親は野村萬斎が演じてましたが、知性が溢れすぎててイメージと違ったな。僕のイメージではロバートの秋山なのに。
映画化を強く希望する作品です。

歴史年表にあるかないか、あっても一行のこの戦を、こんな大作に仕上げた和田竜に感服です。次回作が楽しみです。
 

2015-03-01 11:21:04

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